ミネラル入門講座(第4回)

 

亜鉛と傷の回復(二)

数年前の埼玉医科大学救命救急センターでの出来事ですが、センターに事故で入院した患者さんが

傷の回復が思わしくなく、全身の状態も日々悪化の一途をたどっていました。痛みや熱で消耗している為

病院食も喉を通りません。食事が摂れなければ 傷の回復もまならないのです。

そこで、何でも好きなものを食べてもらうことにしたら、チョコレートが食べたいという事で、一日 五 六枚の板チョコを

食べ始めました。すると 治療を施しても改善しなかった傷が、急に快方に向かって、次第に体力もついて

無事退院することが出来ました。

これをきっかけに、カカオやココアについて研究を始めました。チョコレートで傷が回復した理由には

皮膚の再生に必要な微量元素の亜鉛が多く含まれていることがひとつ、そして、カカオに含まれる

ポリフェノールには 過剰な炎症を抑制する働きがあることが考えられます。

また、ココアを餌に投与したラットと、投与しないラットで傷の治り具合を比較する実験を行ったところ

ココアを投与されたラットの方が 傷の治りが早いことが確かめられました。

こうした調査研究を続けていくうちに救急医療の現場でも、ココアが非常に有益な食品であることが

認識されたのです(埼玉医科大学救命救急センターのホームページより抜粋)。

亜鉛恐るべし。但し、食べすぎには注意して下さい。

亜鉛は この他にも様々なところで活躍しているのです。岩の力には この亜鉛も豊富に含まれています。

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